ニュージーランドやオーストラリアなどの海外で働くためには英語のスピーキング能力は必須です。
バリスタをメインとして働いていても、ほとんどのカフェではコーヒーを黙々と作るだけではなく、レジ接客もしなくてはいけなかったり、同僚とのコミュニケーションをしなくてはいけなったりと英語でのコミュニケーションが必要になります。
そこで、今回はお客さんとのコミュニケーションのために最低限必要な英語フレーズを紹介いたします。
今回紹介するのは、最低限の英語フレーズですのですべて覚えましょう。
お客さんとのコミュニケーションのために100%必要な英語フレーズ
How are you? お元気ですか?
日本で言う「いらっしゃいませ」感覚で使います。お客様が来たらとりあえず言っておけばいいです。
「How’s it going?」や「How have you been?」などもよく使いますが、慣れないうちはHow are you?さえ覚えておけば困ることはありません。
Sure! かしこまりました!
注文を受けた後に使うフレーズです。お客さんが注文を言った後に何も言わずに金額を言うのは少しぶっきらぼうなので、注文を受けた後は「Sure!」と言いましょう。
同僚は「Easy!」や「Absolutely!」などを使ったりしてますが、とりあえずは「Sure!」で問題ないです。
That’ll be $9.50. お会計は9.5ドルになります。
もっと簡単な言い方は「$9.50」と数字だけ言う方法ですが、「That will be $
」のほうが少し丁寧な印象を与えられます。ちなみに$9.50は「ナイン,フィフティ」と言うのが一般的です。$24.80は「トゥエンティフォー,エイティ」。お金の単位”ドル”や小数点の”ポイント”などは言葉に出さなくても大丈夫です。
How would you like to pay? どうやって支払いますか?
現金で払うのか、それともカードで払うのか聞く方法です。聞く前にお客さんを見てみると、すでに現金やカードを持っていたりするので、その場合はもちろん聞かなくても大丈夫です。
Here you go. どうぞ!
メニューを提供するときに、お客様に向かって言うセリフです。
Have a good one! お越しいただきありがとうございました!
お客さんが帰るときに使うフレーズです。「良い1日を」的な意味です。時間やシチュエーションを選ばずに使える万能の言葉ですので、お客さんが帰るときにとりあえず言っておけば間違いないです。
お客さんとのコミュニケーションのために80%必要な英語フレーズ
Which size would you like? どのサイズになさいますか?
コーヒーのサイズを聞くときに使うフレーズです。注文時にサイズを言わないお客さんも結構いますのでこのフレーズは必須です。
For here or to go? 店内ですか?お持ち帰りですか?
持ち帰りか店内で食べるのか聞く定番フレーズです。
Would you like me to heat it up? 温めますか?
パンなどをオーダーされたときに温めるかどうか聞くフレーズです。
May I have your name, please? 名前をお伺いしてもよろしいですか?
働くカフェにもよりますが、何かしらのシチュエーションでお客様の名前を聞くことはどこのカフェでもあります。その時に使うフレーズです。
また、名前を聞いてもスペルが全く分からないことも多いので、そんな時は「Sorry. Could you spell your name for me?」と聞き取れなかったことを謝ってから、スペルを教えてもらいましょう。
It will take about 約 minutes. 分かかります。(大丈夫ですか?)
メニューの提供に少し時間がかかってしまうと予想できる場合は、お客さんに多分これくらい時間がかかると伝えるのが良いでしょう。
「こんだけ時間かかるけど待てる?」と意味も含みますので、お客様は待つかどうか決めることができます。
分かかると伝えれば、Thank you for waiting. 大変お待たせしました。
少し普段よりメニューを提供するのに時間がかかってしまったときに、使うフレーズです。待っていただきありがとうと伝えましょう。
お客様が不機嫌そうだったら「Sorry to keep you waiting.」と言いましょう。
ちょっとしたトラブル時に必要な英語フレーズ
Could you say that again, please? もう一度言っていただけますか?
英語がどんなにできる方でも、店の音がうるさかったり、お客様のアクセントが強かったりすることがあって注文が聞き取れないことがあるので必ずいつか使うフレーズになります。
Let me confirm your order. 注文を確認いたします。
このフレーズに続けて、自分が聞き取れた注文をお客様に伝えましょう。
カフェで働いていると少し複雑なコーヒーの注文をされることがあります。
例えば
チョコレートの量少なめのミディアムサイズのモカ。オートミルクでシナモンパウダーをかけたやつ。あー、あと熱くしすぎないで!
的な。。。
そんな時に自分が正しく注文を聞き取れたか確認するために使うフレーズです。
I’ll check on it immediately. すぐ確認いたします。(少々お待ちください)
例えば「このパンってグルテンフリー?」などと自分では分からないことを聞かれたときに、お客様に言うフレーズです。少々お待ちくださいという意味も含みますので便利なフレーズです。
I’m sorry for the inconvenience. 大変申し訳ありません。
何かしらのミスをしてしまったときに、謝るフレーズです。どんなミスかは関係なく使えるので便利な表現です。
まとめ
今回はカフェで働くのであれば最低限暗記しておきたい英語フレーズを紹介しました。
レストランよりのカフェでしたら、さらに「How many are in your party?(何名様ですか?)」や「Can I take plates away?(お皿をおさげしてもよろしいですか?)」なども追加で覚えるようにしましょう。
今回紹介した英語フレーズは他の言い方ももちろん可能ですが、最初のうちは1つの表現を完全に覚えてすぐに口からフレーズが出てくるようにすることが、スムーズな接客のために必要ですので、まずは今回紹介したフレーズを完璧に覚えることをお勧めします。
可能であれば、脳内でお客様との会話をシミュレーションして、本当にお客様を接客するときには日本語で一瞬も考える必要なく英語フレーズが瞬発的に出てくるようにしておくと良いです。
- お客様の英語での注文がどうしても聞き取れないときはどうしたらいい?
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メニューを持ってきて、「Sorry, could you point at what you want?」と言えば指で指してくれるので、英語が聞き取れなくても注文を理解することができます。
- 「いらっしゃいませ」などの挨拶は海外で接客するときにいるの?
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いります。挨拶はすごく大切です。日本より海外のほうが店員とお客様とのコミュニケーションは活発なので、お客様が入ってきたら「How are you?」、帰るときは「Have a good one!」と絶対に言うようにしましょう。