バリスタになるためには、もちろんですがコーヒーの知識が必要です。
またニュージーランド、オーストラリア、イギリスなどの海外のコーヒー文化は日本のそれとは違うということも頭に入れておかないと、「海外でバリスタになる」という目的とは少し違った方向への知識をつけてしまう恐れがあります。
簡単に文化の違いを説明すると、日本のコーヒーはフィルターを使ってコーヒーを抽出する薄めのコーヒー。海外のコーヒーは圧力をかけてコーヒーを抽出する強いコーヒー(エスプレッソベース)という違いがあります。
日本のコーヒーを学んでも、「海外でバリスタになりたい」という方にはコーヒーの入れ方が大きく違うのであまり役に立たないことが多いです。
今回は、海外(ニュージーランド/オーストラリア/イギリスなど)でバリスタになるために役に立つ本を紹介いたします。
おすすめ本:澤田洋史が著者の本
この記事はこの方の本を紹介するために書いたといっても過言ではありません。
澤田洋史さんは日本人のバリスタで、アジア人初のラテアートワールドチャンピオンという偉業を成し遂げた人でもあります。
「世界を変える100人の日本人」というテレビ番組への出演もあり、日本のバリスタ界で知らない人はいない人物です。
実力も経験も豊富な澤田洋史さんが書いた本なので、理論だけではなく実践的な知識を学ぶことができるので、バリスタになりたい方は必見です。
数冊出版していますが、おすすめは以下の2点です。
おすすめ本:”最速でマスターできるラテアートBook”
この本は題名にもあるようにラテアートに焦点を当てた本で、初めてラテアートに挑戦するでも失敗しないように丁寧に解説しています。
業務用のエスプレッソマシーンがなくてもできるような、自宅で練習できる方法も紹介していますので、初心者の方にお勧めです。
また、エッチング」の技法や、「フリーポア」など、少しレベルの高いところも抑えていますので、すでにバリスタの方も一見の価値があると思います。
おすすめ本;”TURNER STYLE LATTE ART BOOK ターナースタイル ラテアートブック”
ラテアート世界チャンピオンの田中大介さんが書かれた本です。
2021年に出版されているので、比較的新しい情報が載っていますし、ラテアートの動画にもアクセスできるようになっていますので、文字だけでは伝わりにくい動きも学ぶことができるので大変おススメです。
ラテアートだけではなくミルクスチームやエスプレッソの抽出など、バリスタに必要な知識の多くを知ることができるので、この一冊を読んで実践すればある程度上のレベルには必ず到達できるでしょう。
まとめ
海外でバリスタになるために必見の本は正直多くはありません。(日本と海外でコーヒー文化が違うため、日本語でバリスタ関連の本が少ない)
今回紹介した中で、1つでも読んでおけばある程度バリスタのためのベースとなる知識はつけれると思いますので、まずは1つを選んで読んでみることをおススメします。
- 英語で書かれたおすすめのバリスタの本はないの?
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James Hoffmann というコーヒー界のレジェンドが書かれた本がおすすめです。
- 本を読まなくてもバリスタになれる?
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もちろんなれます。ただ、本やYoutubeなどで知識を蓄えておくとバリスタになるための早道を通れることは間違いありません。